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盗まないという基本的な教え【アスティヤ】



ヨガインストラクターのグケートまゆみです。

今週も皆さんにヨガ哲学のお話を楽しく・そして分かりやすくお伝えしていきます。

是非最後までご覧くださいね。


今から2000年前に成立されたとされるヨガの根本経典ヨガスートラには、私たちの人生の豊かさを広げてくれる古代インドの賢者たちの智慧が記されています。


今回は【アスティヤ】


アスティヤというのは、日本語に訳すと盗まないということになりますなので、盗まないよっていう教えな んですね。もうそんなの分かってるよっていう風に思ってる方もいらっしゃると思うんですけど、私たち大人は何かこう欲望に駆られてちょっとパン盗んじゃおうとかって言ってねパンを盗んだりとかそういった物を盗んだりするっていう ことは、ないことをね願ってるんですけれども、そのヨガスートラに書かれているものは、ものを盗むということだけではなくて私たちは生きているだけで気づかないうちに、色々盗んでるよっていう風に書かれています。例えば、相手の時間を盗んでいるということも考えられます。LINEで誰かから連絡が来た時にすぐに返信をしないで、「まあいっか後で返そうかな」ていう風にして相手を待たせてしまうことも盗みの 1つになります。そしてヨーガスートラに書かれているのは私たちは息をして、こうやって生きているだけで自然から空気を盗んでいるよっていう風に書かれているんですね。


でもだからと言って盗んでるからもうねなんかさよならみたいな感じで、命を断ちなさいとかそういうことを言ってるわけではなくて。息をしていて自然から盗んでいるのであればその代わりにちゃんと生きて社会貢献していきなさいよっていう風に書かれています。そんな幅広い観点がありますが、今日は「相手の時間」を盗むっていう観点でちょっとお話をしていきます。

 

私は昔から、 研修とか勉強会とかに行った時に、いろんな質問がこうセミナー中に思いついて、たくさん質問したくなっちゃうタイプなんです。今までもヨガの学校でヨガを勉強していても、必ず授業が終わったら先生に、「これは何ですか?どういう意味ですか!?」って色々聞いたりしてたんです。それぐらいなんかこう自分が興味が持ったものは何でももうその時に解決したい知りたいっていう風に思ってしまうタイプでした。たとえ周りにいっぱい人がいたとしても。そしてその人たちが質問しようがしまいが、私はとにかく質問したいんだから質問しまくる!!!みたいな感じでした。なんかちょっとうざキャラでした。笑

 

去年の7月ぐらいに、はじめてインドに行ったんですね。インドに行った時に、なぜか、めちゃくちゃインドの男性に、「写真撮って!」って言われるんですよ。

1日・2日目ぐらいは「すごい私モテるんじゃん!!」みたいな感じで嬉しくなって「いいですよ!」って、一緒に決めポーズして撮ってたりしたんですけど、1日に10回とかではなく、 ちょっと歩いたら写真撮ろうよと声がかかり、またちょっと歩いたら写真撮ろうよと声がかかる。そんな感じだったんです。 

まあ、私だけ撮られたみたいな言い方をしていますが、私だけでなく周りの人も撮られてたんですけどね。笑

もう、だんだんとイライラしてきちゃったですね。

インドに初めてきた私の貴重な時間を奪わないでほしい!と本当に思いました。

 

ただそんな経験から、私はハッとしたんです。

今まで私も気が付かぬうちに、相手の時間を奪っていないかなと。

 

その点に気がついてからは、質問をたくさんしたい!と思っても、少し周りの人たちから質問が出ないか待ってみるようにしたり、先生が時間がありそうかを判断してから質問したりするようになりました!

 

みなさんは、いかがでしょうか?

私たちは思っている以上に気が付かぬうちに「盗み」を

してしまうことがあります。

 

今週は「盗まない」ことをテーマに1週間過ごしていきましょう!

 

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